今日の1枚

ムベンバ

ムベンバ

 サリフ・ケイタは昔から大好きな人です。 マリ出身で貴族の末裔ですが、アルピノに生まれたため、幼少時代から差別を受けて育ってきました。 この不遇な幼少時より音楽が好きだったサリフは、音楽で身を立てることを決意しますが、家族から「グリオみたいなことをするな」と猛反対され、結局家族の元を離れ、首都バマコのナイトクラブで歌い始めます。 バンド活動を経て、パリの近郊へ移り、フランスを拠点に活動を始めますが、ユッスー・ンドゥ-ルやキング・サニー・アデ、モリ・カンテなど並び、アフリカを代表するアーチストへと成長したのです。 この作品は、サリフの原点であるアフリカ音楽に回帰しており、聞けば聞くほどアフリカの広大な大地を思い浮かべるのです。