映画「シッコ」上映会に行ってきました!

taka_fan2008-01-24

 民主党埼玉県連主催の映画「シッコ」上映会へ行ってきました。 ウチの市議さんと会場入りすると、日頃大変お世話になっている皆さんが勢揃いしていて、あっちでもご挨拶、こっちでもご挨拶と、駆け回っておりました。 さて、映画の感想ですが、ご存知の通り、アメリカには「国民健康保険制度」はなく、民間の医療保険に加入するしかないのです。 しかも、その審査が恐ろしく厳しいもので、既往症が1つでもあれば、その申請が却下されるのです。 運良く加入でき、その後病気になるとするじゃないですか。 でも、保険会社お抱えの医師が「治療は不要」と判断すれば、保険金は支払われないシステムなのです。その「治療不要」の判断を下したお抱えの医師には、保険会社から「無駄な支出を減らしたご褒美」が与えられるため、お抱え医師もあれやこれや難癖を付けて、保険金支払いを抑える役割を担っているのです。 つまり、高い保険料を払っても、保険会社の判断次第では、治療費が支払えなくなり、病状を悪化させ死に至るか、あるいは破産するかの選択肢が無くなってしまうのです。 カナダ、イギリス、フランス、そしてアメリカにとっての仮想敵国であるキューバの医療制度も検証し、如何にアメリカの医療制度がおかしいのか、よく描かれています。 我が国には国保があるので安心かと思えば、現実問題として政府は医療費を大幅削減し、国民の医療負担は増大しております。 今後、健康保険を民間に移管する危険性もあり、決して他人事ではないのです。