差別意識は親にも問題がありますね

 ホームレスの人が襲撃される事件が頻発しており、心を痛めております。 私だって全面的にホームレスの人をかばうつもりは毛頭なく、いろいろな事情があるにせよ、一般市民が迷惑している部分もありますので、100%認めているという訳ではないのです。 例えば柳瀬川の〔城前橋〕付近にいるホームレスの人たちですが、景観を乱す青ビニールテントの存在といい、ゴミの問題といい、正直立ち退いて欲しい気持ちもあります。 これは実際ある市議さんが仰ってましたけど、ホームレスの人を自立支援する施設への入所を勧めても、頑なに拒んでいるのだそうです。 入所を拒む気持ちも分からなくはありませんけど、これってどうなんでしょうね。 でも、一部を除き、ホームレスの人は弱者であることには変わりないのです。その弱者を集団で襲い、最悪のケースだと死に至らしめる暴力行為は断じて許すことはできません。 報道だと、ホームレスの人を襲っている多くは中高生ということですが、これひょっとしたら家庭にも問題があるんじゃないでしょうか。 子供って意外に親の会話に耳を傾けていて、例えば茶の間で親同士が「○○にいるホームレスって汚らしいよね」なんて会話をしていたら、それを聞いた子供の中に「ホームレスは悪である」という感情が芽生えても不思議ではないのです。 実際私もですが、両親たちが交わしていた”例の組織”の悪口を聞いて育ちましたので、「”例の組織”は悪である」と思ってましたもの。(今でも思ってますけどね) 実際”悪”の部分はあるにせよ、一部は誤解していた部分もありますので、これは反省です。 それはともかく、差別問題、例えば在日の人たちや、同和の人たちへの差別意識がなかなか世の中から消えないのも、多分家庭内で申し送りになっている部分が大きいと思いますね。つまり「差別も代を継いで」ということなのでしょうけど、親の差別意識が消えない限り、必ずその子供も差別意識を持ちますから、やはり家庭教育というのか、親の意識を変えないといけないですね。 何だかんだ言っても、子供にとって最大の教師は親であることは間違いありませんからね。